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気になる情報(矯正治療「7つの不安」、抜歯vs非抜歯治療、舌側vsマウスピース矯正など)は「こちら」からお探しいただけます。

2015.11.26更新

当クリニックの矯正相談にお越しになる方々から、

「舌側矯正とマウスピース矯正、どちらがお奨めですか?」

と質問をお受けしました。

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 (左)舌側矯正、 (右)マウスピース矯正(インビザライン)

 

どちらが見えないかと言えば「舌側矯正」の方が見えません。しかし、実際のお口の中では「マウスピース矯正」もほとんど目立ちません

 

治療開始直後のお口の中の違和感は「マウスピース矯正」の方が少なく、話やすいと思います。

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しかし、舌側矯正の患者さんも徐々に違和感になれ、問題なく話せるようになります。

 

では、両者の一番大きな違いは何でしょうか?

舌側矯正は、患者さんが何もしなくてもワイヤーが歯を毎日24時間動かしてくれますが、マウスピース矯正は、患者さんが自分でマウスピースを毎日22時間以上つけないと歯が計画通りに動かないということです。

ですから、どちらの方法でも治療が可能な場合、面倒くさがり屋の方には「舌側矯正」をお奨めしますが、治療中一番大切な「歯みがき」は、舌側矯正が最も難しいというジレンマもあります・・・

 

(第2回 「費用と治療期間の違い」につづく

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2015.11.25更新

第2回 「費用と治療期間の違い」

例えば、「舌側矯正」と「マウスピース矯正」どちらでも治療が可能な方がいたとします。

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【治療費用】

圧倒的に「マウスピース矯正」の方が安いです。その理由は、主に以下の3つです。

1.マウスピースを作るプラスチックは特殊素材ですが、「舌側矯正」のブラケットを作る金属に比べれば安いから。
2.「マウスピース矯正」は「舌側矯正」と比べて、通院間隔を長くすることができるから。
3.「マウスピース矯正」は「舌側矯正」と比べて、チェアタイム(通院時に治療する時間)が短くてすむから。

 

2.と3.に関して、ブラケット矯正の場合、治療の進行具合に合わせて、歯を動かすためのワイヤーやゴムを交換しないと歯が適切に動きません。特に、ゴムは1か月もすると伸びてヘタってしまうため、約1か月に1度の定期的な治療が必要になります。

しかし、マウスピース矯正の場合、ワイヤーもゴムも使用しないので、それらの交換のための来院やチェアタイムを省くことができます。

ですから、患者さんが、1日22時間以上のマウスピースの装着などの自己管理を適切にできるのであれば、マウスピース矯正は、皆さんにとって矯正治療を経済的により身近にする画期的な治療方法と言えます。

 

【治療期間】

ブラケット矯正で用いるワイヤーは、歯を1か月で最大1mmほど動かしてくれます。

一方、マウスピース矯正では、1枚のマウスピースが歯を動かせる量は、約0.25mmです。マウスピースは、10日~2週間に一度交換しますから、1か月に歯を動かせる量は、0.5~0.75mmとなります。しかし、これは、患者さんが1日22時間以上使用した時の値ですから、不十分な装着時間ではこれらの値は期待できません。

ですから、ブラケット矯正の方が1か月の歯の移動量が多いため、マウスピース矯正に比べて治療期間が短いのかも知れません。しかし、歯の動きは単純ではないので、一概に舌側矯正の方が治療期間が短いとは言えない場合もあります。

また、「マウスピース矯正の方が早く治療が終わる」という情報がインターネット上にありますが、全ての症例に当てはまる訳ではないので注意が必要です。

 

では、全ての症例を「マウスピース矯正」で直すことができるのでしょうか?

今のところ、全ての症例で最も有効な治療法ではないと感じます。詳しくは、第3回でお伝えします。

(第3回 「適応症について」はこちら) 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2015.11.24更新

第3回 「適応症について」

さて、前回までの2回で、「舌側矯正とマウスピース矯正、どちらでも治療が可能な症例」では、マウスピース矯正がよりお手軽であるとお伝えしてきました。

しかし、マウスピース矯正が、全ての症例で最も有効な治療法ではないと感じます。では、どの様な症例がマウスピース矯正には不向きなのでしょうか?

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1.毎日22時間以上、マウスピースを自己管理ではめる自信がない方

歯は、絶対に予定通りに動きません。これが一番多いトラブルの原因です。

 

2.一部の抜歯を必要とする症例

マウスピース矯正では、苦手な歯の動きがあります。一部の抜歯が必要な症例では、その動きが要求されるので、矯正医の正しい診査・診断が必要になります。

抜歯が必要な症例でも、マウスピース矯正の弱点を補うために何とか非抜歯で治療する傾向がありますが、これもトラブルの原因になりうります。理由は、当院ブログ抜歯と非抜歯、どちらがいい治療?をご参考ください。

 

3.咬み合わせのズレが大きな症例

ワイヤー矯正において難しい症例は、マウスピース矯正だともっと難しくなる場合があります。矯正医の慎重な判断が必要になります。

 

 

(あとがき)

矯正治療を成功させるための鍵は、科学的な診断に基づいた「無理のない治療計画」を作ることです

装置も大切です。しかし、新しい装置を使うからといって、顎や歯の大きさや構造が突然変わるわけではありません。

治療の根本である「治療計画」により注目して頂ければ、もっと満足のいく治療を受けて頂けると矯正医の視点からは思います。

  

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投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711