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気になる情報(矯正治療「7つの不安」、抜歯vs非抜歯治療、舌側vsマウスピース矯正など)は「こちら」からお探しいただけます。

2016.02.25更新

スウェーデンの矯正専門医育成コースは、3年間のプログラムです。

患者さんを治療(臨床)する時間が全体の60%、講義などの座学が40%の配分です。専門医としての「技術」だけではなく、必要な「理論」も学びます。

 

今回は、臨床(治療)トレーニングについてご紹介します。 

 

日本の歯科医師免許をもつ歯医者は、日本国内でしか治療ができません。ですから、日本人歯科医師が、海外に”留学”しても、通常は治療ができず「見学」で終わってしまうことが一般的です。

しかし、私は、イエテボリ大学内であれば歯科治療が行える特別な歯科医師免許を発行してもらい、患者さんを実際に治療をしておりました。 

クリニックにて

 (写真 クリニックにて、スーパーバイザーとのディスカッション)

 

クリニックには、スーパーバイザー(教官)が常時最低1人いました。ですから、患者さんの頭の上で、スーパーバイザーとディスカッションすることが”日常”です。その時に感じた疑問をその場で解決できるので、とても効率的に学べます。

 

また、驚くことに、人口50万人のスウェーデン第2の都市イエテボリには、矯正専門クリニックが大学に1件しかありません。ですから、多種多様な症例が集まり、それらを実際に治療することができたので、本当に貴重な経験を積むことができました。

 

また、スウェーデンは、移民・難民の受け入れに積極的です。ですから、ヨーロッパ人だけではなく、中東やアフリカの方や、中国やタイから来たアジア人も治療しました。ですから、スウェーデン矯正歯科では、患者さんの国籍は不問です!

 

We are able to offer a high-standard orthodontic treatment, as you can receive in Sweden which is one of the most developed countries in Dentistry, to all ethnic groups because I have treated almost all ethnic groups during my education to be an orthodontist in Sweden.

Please feel free to contact us and visit our clinic whenever you seek a well-educated and English speaking orthodontist!

 

【次回につづく】

 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2016.02.13更新

私は、私自身の家族や大切な人に行う歯科治療を、当院に通院されている全ての患者様に行いたいと思っております。

それは、きちんと患者様と向き合い、一生その患者様の口の中を守りたいと本気で考えているからです。

家族

 

通院される患者様とお話する中で、むし歯・歯周病と矯正治療との関わりの大切さを患者様ご自身が感じられ、全般的な治療をお願いされるようになりました。だからこそ、お口の健康を任された重みを感じます。

 

私には、10年以上の一般歯科治療の経験があります。多くの患者様の口の中の一生を見てきたからこそ、今だけを見るのでなく、将来を見据えた総合的な治療の必要性を痛感しております。矯正治療は、歯並びやかみ合わせを治すだけではなく、より自分の歯を大切に、そして健康的に過ごせるようにするための治療のひとつです。スウェーデンで学んだ知識と磨いた技術をぜひ皆様のお役に立たせたいと思っております。

 

当クリニックでは、一切の妥協をしないように、歯科診療は全て自費診療でやらせて頂いております。矯正治療をお受けになる場合には、治療費の優遇制度があります。また、全ての治療を院長が責任を持って行っておりますので、どうぞ安心して治療をお受けください。

 

 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2016.02.09更新

さて、書類選考をクリアすると、次は現地に赴いての最終選考(面接、技能・筆記試験)を受けます。

イエテボリ大学

 

矯正専門医育成コースには、現地の「スウェーデン人枠」とスウェーデン人以外の「外国人枠」があります。外国人枠の最終選考には4人が残りましたが、その年はなんと『1枠』しか用意されておりませんでした・・・

 

心理学テストもあった、とてもユニークな最終選考でしたが、最大の難関は、「1時間の面接(interview)」です。面接官は、育成コース関係者3人と心理学者1人で構成されており、「私1人vs面接官4人」という恐ろしい構図です。人生で初めて受ける英語での面接でしたので、とても緊張しました。しかし、自分なりに最大限準備しておりましたので、自分の考えや思いはしっかりと伝えられたと言う達成感を、面接終盤に感じ始めたその時!

 

そんな私の言動や行動をずっと見ていた心理学者が、口を開き始めました。初日に受けた心理学テストと最終面接を総括した「禅問答」のような質問攻撃に会い、最後の最後で「気絶」しそうになりました・・・

 

しかし、私にとって「絶対に負けられない戦い」でしたので、頭をフル回転して対応しました。そして、最後の最後に「このディスカッションの続きは、合格後に取っておきましょう!」と言う私の言葉をもって、和やかな雰囲気の中で面接が終わったことを覚えています。今思うと、最終面接では、歯科に対する知識はもちろんですが、3年間の長いプログラムですので、人間性をかなり観察されたように思いました。

 

そして、たった1つの外国人枠への合格通知が届いたのは、その5日後のことでした。

合格通知

 

実は、最終選考の面接の日は、2011年3月11日で、東日本大震災の日でした。

スウェーデンのテレビニュースでその惨状を知り、かなりのショックを受けました。私は、祖国に対して何が出来るかを考えました。しかし、私には、日本人としてしっかりと勉強して、それを日本国民に還元する事しか思い浮かびませんでした。その思いが、私に勇気をくれたことを、いつまでも忘れないようにしたいと思います。

 

その4へ続く】

 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2016.02.08更新

さて、英語能力測定試験「TOEFL」をクリアしたら、次はいよいよ専門医育成コースへ願書を出します。

ところで、スウェーデンでは、出願者に英語だけではなく、もう1つの条件が求められております。

 

それは「2年以上の一般歯科治療(むし歯や歯周病治療)の経験」です。私は、その当時、すでに10年の歯科医師としての経験がありましたのでこの条件は大丈夫でした。合格後にプログラム責任者が教えてくれたのですが、私の口腔外科と一般歯科の10年の経験がユニークだったのも合格理由の一つだとのことでした。

矯正専門医には、やはり一般歯科治療の知識と経験が大事なのです!(その理由は、ブログ「矯正治療”難民”」をご一読ください)

 

願書が受理されると、第二の難関「書類選考」が待っています。書類選考の倍率は、実に毎年40~50倍です・・・ 現代歯科治療発祥の地にして、現在も世界をリードする「イエテボリ大学」は、ヨーロッパはもちろん世界中からの応募が後を絶ちません。

冬の校舎

 (写真 イエテボリ大学歯学部の外観)

 

そして、その書類選考を無事にクリアすると、次は現地での「面接、技能・筆記試験」が待っています。 

(写真(下) 最終面接(Admission interview)への招待状)

 インタビュー

 

その3へ続く】 

 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711

2016.02.05更新

「どのようにして、スウェーデン王国公認の矯正専門医になったのですか?」

と言うご質問をよく受けますので、お話したいと思います。

卒業式

専門医最終試験の合格発表後のパーティーにて (右:院長 石川)

 

まず、留学に絶対に必要なのは「英語」ですので、今回は英語についてお話します。

 

1.留学への”最初の壁”

私に立ちはだかった最初にして一番高かった壁、それは’TOEFL’という国際基準の英語能力測定試験でした。

これは、リーディング(読む)、リスニング(聞く)、スピーキング(話す)、ライティング(書く)の4つから構成される試験ですが、イエテボリ大学が求める基準点をクリアしないと願書すら提出できません・・・

TOEFLで出る英単語には、特殊なものがあります。例えば、文学、天体学、地震学などの専門用語です。これらの暗記には、かなりの労力がいりました。

 

幸い、私は1回目の試験でクリアすることができましたが、毎週日曜日に予備校に行ったり、朝5時に起きて1人でブツブツとスピーキングの練習をしたり大変でした。今では良い思い出です。

また、家族の協力がないとできないことでしたので、奥さんには今でもとても感謝してます。(その態度があまり感じられないと、よく言われますが(笑))

 

2.なぜ、専門医教育は全て英語? 

スウェーデンで行われている専門医になるための教育は、全て英語で行われています。

それは、最新の研究論文や教科書は全て英語だからです。ですから専門用語も、母国語だけではなく英語でも覚えます。他国の先生とディスカッションをする時は、共通言語は英語ですからとても理に適っていると言えます。

 

さらに、患者さんとのコミュニケーションは、老若男女問わず英語で行われております!

 

3.スウェーデン人の驚くべき英語力の理由 

スウェーデン人の母国語はスウェーデン語ですが、スウェーデン人は、ほとんどの国民が英語を話します。

それは、スウェーデンで見られるテレビドラマが、アメリカのドラマの再放送が多いからだと言われております。しかし、皆さんは「日本でもアメリカのドラマが見られるのでは」と疑問をお持ちになるかも知れません。

 

人口が900万人の”小さな国”スウェーデンでは、海外のドラマはスウェーデン語への’吹き替え’ではなく、’字幕’で放送されます(吹き替えは字幕よりコストがかかります)。

ネイティブ英語を聞きながら、スウェーデン語の訳が画面にでるので、「ドラマを見る=生きた英語の勉強」になっているのです。

 

しかし、日本のように人口が多い国では’吹き替え’が主流ですから、海外ドラマを見ても英語の勉強にはなりません。これは、イタリアやフランス、ドイツにも当てはまり、これらの国の人々が英語を得意としない理由のひとつだと言われております。

 

4.そして更なる壁が!

誰も教えてくれませんが、現地の日常生活で使う”生きた英語”と、試験や教材で学ぶ”死んだ英語”との間には大きなギャップがあります。そのギャップに慣れるのは、また別の壁です・・・

また、’TOEFLで使うアメリカ英語’と’スウェーデンで使うイギリス英語’の間にある発音の違いなどにも戸惑う事もありました。

しかし、無事にそれらの壁を超えると、ワクワクする新しい世界が広がっていますので、他国語を学ぶことは奥が深いものだと改めて思います。

 

その2へ続く】

 

投稿者: スウェーデン矯正歯科(東京・銀座) 03-3535-8711