歯周病・インプラントと矯正

日本歯周病学会の認定医でもあるスウェーデン王国公認の矯正専門医が、
「包括的な歯科治療計画」をご提供いたします。

 

つながりが深い「歯周病と矯正」

歯周病により、歯並びが乱れた方の複雑なお口の中を最適化するために、矯正治療を取り入れることが鍵になることがあります。

歯周病を患うと、上の前歯が出てきたり(出っ歯)、下の歯並びがデコボコになることがあります。このような状態では、口唇を閉じづらくなるだけではなく、食事や会話がしづらくなり、また顔貌も変化することもあります。また、加齢により、下唇は重力にひっぱられて自然に下がってきます。すると、歯周病で乱れた下の前歯のデコボコした歯並びが、余計に目立つようになります。

こうした歯周病による歯並びの乱れは、部分的な矯正治療などでも改善することができる場合がありますので、どうぞお気軽にご相談ください。


また、歯周病で歯を失ったところを、差し歯を用いて治療(補綴治療)をする前に、矯正治療を介することにより、無理のない差し歯治療が可能になり、治療全体の「質」が飛躍的に向上することがあります。歯周病治療をこれから受けられる方や治療中の方は、矯正治療の可能性をお知りになることが、より満足度の高い治療結果を得るための秘訣なのかも知れません。(治療例はこちらから)

歯周病およびインプラント治療と矯正治療の関係を確立した、ティランダー名誉教授(右)とエリクソン名誉教授(中)とともに (2011年イエテボリ大学にて)

必読! 歯周病治療の「落とし穴」

歯周病の治療をする際に、患者さんの主訴(一番直したいところ)は、治療が進むにつれて常に変わりますこれは、ご自身の健康に興味がある人ほど明らかです。では、どの様に変わるのでしょうか?

 

1つ目の主訴: 歯周病(歯槽膿漏)治療
患者さんが、歯周病で歯を失うと、歯科医師に「残りの歯を何とかもたせて欲しい(主訴1)」と伝えます。歯科医師は、その「主訴1」を改善するために、歯周病治療を行います。

歯周病が改善すると、患者さんは満足しますが、ふと違うことが頭に思い浮かびます。

「歯が抜けてしまった所が咬みずらい、隙間が目立って恰好が悪い」

 

2つ目の主訴: 差し歯(補綴)およびインプラント治療
次に、患者さんは、歯科医師に 「抜けた歯のところに”歯”が欲しい(主訴2)」と伝えます。これは、自然な流れです。歯科医師は、差し歯や入れ歯、インプラントを用いて、抜けてしまった歯を補います。患者さんは、取り外し式の入れ歯よりも、固定式の差し歯やインプラントを好まれる傾向があります。

さて、新しい歯が入り「主訴2」が改善されると、また違うことが脳裏をよぎります。

「上の前歯の出っ歯、下の前歯のデコボコが気になる。昔はこうでなかった」

 

3つ目の主訴: 矯正治療
歯周病が進むと、歯並びが乱れることがあります。これを昔の状態に戻す(主訴3)には「矯正治療」しか方法がありません。

歯並びを直すには、多くの場合、スペースを必要とします。(スペースが必要な理由はこちらをご覧ください
しかし、「主訴2(歯が欲しい)」を改善するために、差し歯やインプラントを入れて、全てのスペースを埋めてしまっていたら・・・

そうです「歯を動かすためスペースはもはや無い」のです。そうすると「主訴3(歯並び)」の改善は叶わなくなり、今まで満足していたはずの治療結果が、突如満足できなくなることがあるのです

 

 

35歳以上の日本人の5人に4人が歯周病に罹患する今(厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査)、矯正治療は決して「他人事」ではないのです。

 

≪歯周病・インプラント治療これから必要とされる方へ≫

矯正治療の可能性をあらかじめ知っておくことが、より満足度の高い治療結果を得るための「鍵」となります。

相性の良い「インプラントと矯正」

インプラントと矯正治療はとても相性がよく、インプラントを利用することで、今まで難しいとされていた矯正治療を正確に、そして迅速に行うことが可能になります。

しかし、もし、歯を動かしたい位置に、すでにインプラントが埋入されていたら・・・ 理想的な位置に歯を動かすことができないかも知れません。だからと言って、矯正治療のために、インプラント治療を再度やり直したり、インプラントを埋入したのに歯を抜いてしまっては、患者様のご負担は計り知れません

従いまして、インプラント治療を受ける前に、矯正治療のための診査診断を受けて頂き、総合的な戦略を立てた上で治療を行っていくことが、理想のゴールへの近道となります。インプラント治療をこれから受けられる方は、矯正治療の可能性をお知りになることが、より満足度の高い治療結果を得るための鍵になります。(治療例はこちら


矯正治療を効果的に取り入れ、皆様の理想的な口内環境を築くためにも、インプラント治療をお考えの場合は、ぜひ一度ご相談ください。